夕暮れさよならアンサー

俺は、ぎこちなく頭を下げた。

「佐々木 暁人です。よ、よろしく」

安田は、鞄を席に置きながら、
ふふっ…と笑った。
皆がその笑顔に見惚れている。
俺は、その笑顔が俺に対して
向けられたという、
優越感に浸った。