「君、亜蓮ちゃんだよね?」 そう言うと男は、俺の肩にある手に力を込める。 なんで俺の名前を知ってる。この男。 「…だったら?なんか用か?」 「昨日は俺の可愛い後輩達を可愛がってくれたみたいで、お礼をね。」 …昨日。あぁ、逃げてった奴らか。 あいつら、チクリやがった。見つけ次第生き恥晒さしてぶっ殺してやる。