「如月 星です。よろしくお願いします。」

ーパチパチパチパチ…

(星って名前なんだ…今初めて知った…)私は黙ってみんなと一緒に拍手していると…

「ここのクラスの生徒があなた達のクラスメートであり、チームメイトですよ。」

先生はそう言ってにっこり笑った。
そうすると、椅子に座っていた生徒達は私と星に自己紹介してきた。

まず最初に私達に挨拶してくれたのは水色の髪の色をしていて、赤色の目をしているなかなか整った顔立ちの生徒だ。

「俺は霜月 椿。椿って女みたいな名前だが男子だ。よろしく。」

「えっと、椿君?よろしくね。」

私がそう言うと何故か椿君は少し顔が赤くなっていた。
(…?どうしたんだろ?)
私はそう思っている時に次は緑色の髪で目も緑色の男子生徒が挨拶してきた。

「…睦月 奏。…よろしく。」

どうやら奏君はシャイらしい。こちらと目も合わせずそっぽを向きながら挨拶してきた。

「えっと、奏君?よろしくね。」

私が挨拶しても奏君はそっぽを向いたままだった。

そして最後は、赤色の髪の色をしていて目が紫色で、まるで人形みたいに白い肌の綺麗な顔立ちをした男子生徒が挨拶してきた。

「僕は卯月 京。よろしく。」

「…京君?よ、よ、よろしく。」
え?なんでこんなに私が戸惑ってるかって?答えは簡単。私は美しい人形に目がないから‼︎京君は私の理想の完璧な人形なんだよ‼︎(京君は人間だけどね…)