6月10日。
いつも弁当を食べている学校裏の大きな木のそばに行った。
その日は珍しく先客がいた。
(誰かな?)
その人は昨日の、靴を洗ってくれた人だった。
「お前もここで飯食うの?」
「いや、まずなんでここにいるの?」
「そりゃまあ、もとはここ、俺の基地のよーなもんだし。」
基地とかゆってるくらいだったら、
普通はもっと毎日くらい来ると思うんだけど…。
「あ、ところでさ、名前なんなの?」
「坂根光樹。
二年になってから体調をずっと崩してたから学校に来てなかった。」
いつも弁当を食べている学校裏の大きな木のそばに行った。
その日は珍しく先客がいた。
(誰かな?)
その人は昨日の、靴を洗ってくれた人だった。
「お前もここで飯食うの?」
「いや、まずなんでここにいるの?」
「そりゃまあ、もとはここ、俺の基地のよーなもんだし。」
基地とかゆってるくらいだったら、
普通はもっと毎日くらい来ると思うんだけど…。
「あ、ところでさ、名前なんなの?」
「坂根光樹。
二年になってから体調をずっと崩してたから学校に来てなかった。」