「その蝶を貰った頃は、葵は蓮くんに片思いしてたのよ。 それからその蝶を御守りとして、ずっと持ってたわ。」 俺はもう…目の前にお母さんが居ることも忘れ… ただただ…泣き続けた…。 ネックレスと御守りをギュッと握りしめ… 「お母さん……俺……… お父さんとお母さんが何処に居ても、俺の名前を聞くように… 葵にいつでもモデルとしての活躍を報告してもらえるように頑張ります…。 背中を押してくれて… ありがとうございました。」