「………そっか。」 嬉しいような、ガッカリしたような複雑な思いで呟く。 「じゃあ…ちゃんと気を付けて帰ってくださいね。 俺このあと塾なんで…。」 そう言うと、その場を立ち去ろうとする蓮。 せっかくまた会えたのに…行っちゃう…。こんな逸材…早々会えないよ。 そう思った私は、蓮のバッグをグイッと引っ張り、 「ねぇ…。助けてくれたお礼! お礼をさせてよ!!」 咄嗟にそう言っていた。