あなたの傍で~1位の彼女と2位の俺…番外編~



.*~.*~.*~.*♡.*~.*~.*~.*♡.*~.*~.*~.*♡.*~.*~.*~.*♡.*~.*~.*~.*♡.*~.*~.*~.*♡.*~


俺は…高校3年生になっていた。


いつもの様に花を持って、葵の自宅の仏壇へ手をあわせに行った。



すると…リビングから出てきた葵のお父さんが



「蓮くん…葵が亡くなってから、毎月…月命日を忘れずに居てくれて…ありがとう。

葵は短い生涯だったけど、蓮くんに沢山愛されて…亡くなった後も忘れないで居てくれて…とても幸せだったはずだよ。」


そう微笑んだ。


すると、お茶を運んできたお母さんもニッコリ微笑む。



「あの頃は…葵も…蓮くんがこんなに早くトップモデルになるなんて、想像もしてなかったんじゃないかしら…。


でもね…蓮くん…。


もうこれからは…ううん、明日からは葵に囚われずに、自分の人生を歩んでほしいの。


あなたは…あなたの幸せを見つけて…。」