あなたの傍で~1位の彼女と2位の俺…番外編~



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休みもなく、翌日も撮影だった。


昨日の俺の様子を心配して、奈々さんも同行してくれたけど…



【葵の死】



という事にまだ向き合えない俺は、仕事に集中することが出来ない。


全く撮影は進まず…一時休憩を挟むことになった。


すると…ミネラルウォーターを手に持った奈々さんが俺の元にやって来た。



「蓮くん…。

全然集中出来てないよ。

周りに迷惑が掛かるから、ちゃんと気合入れて!」



そう言われる。



「奈々さん俺…。

この仕事…向いてないのかもしれません…。

というか…こんな気持ちのまま…笑えない…。」



俺がそう弱気な発言をすると…