蓮に連れられて来た場所。 それは…私が20歳の時に蓮に告白した海だった。 「蓮…何でここに…?」 「俺…奈々さんに… 話したいことがあるんだ。」 蓮がそう言うと、運転席から降り…助手席のドアを開けてくれる。 「奈々さん…足元暗いから気を付けてね。」 そう言って蓮は私の手を取り、2人で手を繋ぎながら海へ歩きだした。 20歳のあの頃の私と同じ…蓮の手の温もりに、顔が熱くなっていくのが分かる。 砂浜まで到着すると… 2人肩が触れ合う距離で、並んで座った。