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「は?ちょっと意味が分からない…。

蓮…今の言葉…もう一回言って?」



ビールで乾杯…に始まり、焼酎の瓶が1本、2本、3本…と増えた頃

ポツリと口を開いた蓮の言葉を頭の中で何度も反復してみるけど、全く理解できず…そんな言葉を漏らしていた。


「だから…ボストンへは梨花の結婚式に行くんだ。」



なっ何…?

梨花ちゃんの結婚式…?

…ってことは…?



「えっっ?蓮…結婚するの?

何よっっちょっと!社長の私に何の報告もなしに!

いや…でも長い付き合いだから…もう結婚しても良い時期だよね…。

でも… 」



私がパニクッていると、私とは対照的に落ち着いた様子の蓮が



「奈々さん、落ち着いて。

結婚するのは梨花。でも…結婚する相手は俺じゃない。10年前に付き合ってた彼で…俺の友人。」



「え?…えぇ~~~~~っっ??」



困惑している様子を見て、横山が口を開いた。



「奈々さん、驚きすぎですよ~」



「いや…あの…梨花ちゃんって蓮と付き合ってたのよね?なのに…え~っと…どうして?しかも何で…横山は知っていたの?」