俺は…もう…真紀から離れることはない。 梨花をこの腕に抱き締めることも出来ない…。 でも… 証拠を残さない想いなら… 自分の胸の内に ソッとしまえる想いなら… ずっと持ったままで良いだろう? マンションを見上げる視界が涙でボヤける。 「………梨花………今でも・・・・・」 ________愛してる。 ソッと呟く。 そして…涙を右手で拭い、俺は…元来た道を…駅に向かって歩き出した。