マンションの近くまで寄り、下からマンションを見上げた。 梨花を見たい…… もう2度と…この腕で抱き締めることが出来ないなら… 一目だけでいい…。 あの時、心に刻んだ梨花の笑顔を… 俺だけに向ける… 俺だけに見せる… 梨花のとびきりの笑顔。 俺は…その笑顔でまた頑張れる。 ソッと目を瞑り、梨花の眩しいくらいの笑顔を思い出した。 何をするのも2人一緒なら楽しくて…少しのことでも笑い合っていた あの頃…。