「梨花。ご飯食べに行こうか。 何食べたい??」 「お米!!」 「米…分かった。じゃあ和食かな。」 「うん♡」 梨花の荷物を受け取り、車へ向かった。 * * * * * 普段よく行く日本料理店につくと、早速梨花が元気よく話し出す。 「ここ個室になってて…落ち着くね♡ザ・日本って感じ♡」 はしゃぐ梨花を見つめながら、俺も口を開く。 「向こうでの生活はどう? もう慣れた?」 「うん。環境には慣れてきたけど…やっぱり言葉の壁を感じるよ。」 そう言うと、少し表情が曇る。