今の梨花にそれは酷じゃないのか…?大丈夫なのか…? 「大丈夫よ。プロだから。」 梨花が顔を上げて、そう言うと、また視線は手元のノートパソコンに落とされた。 未来が居なくなった日以降…笑顔と共に梨花の涙も見ていない…。 香水の撮影当日。 俺の心配を跳ね返すように… カメラの前に立ったRiNは、最高の笑顔を向けた。 その笑顔は…俺が好きだった 【未来に向ける…本当の笑顔】 そのものだった…。