未来~~っっ!! 何やってんだよ!! 梨花をギュッと強く抱き締めた。 「……未来…何処に行ったの…? 蓮…私…もう未来に片思いもしたら…いけないの? 顔を見ることも出来ないの…?」 そう言って俺の顔を見つめ、涙を流す梨花。 「俺も未来くんの事…一緒に探すから…。だから梨花…落ち着いて。」 梨花の背中をポンポンと優しく叩くと、今度は俺の胸に顔を埋めた。 「未来くんが見つかるまで、俺が梨花の傍に居る。 だから…もう泣かないで…。」 そう言って更に強く梨花を抱きしめた。