「奈々さん…転ばないように気を付けてね。」 柔らかい声で蓮が言った。 もう…周りが暗くてよかった…。 絶対…顔…真っ赤になってるはず。 蓮にとったら、女性の手をとるのは、なんてことないのだろう…。 ドキドキうるさい心臓…沈まれ~~っっ!! 「蓮くん…ありがとう。」 平然を装って言う。