「あ……花火だ……。 何でこんな所に入れてるのよ。危ないなぁ…。」 私が話しを逸らすように言うと… 「それ…友達とやろうと思って、買って載せてたのに、なかなか時間が合わなくて…。 まだ火つくかな…? 奈々さん…これ今日やろうよ。」 蓮がイタズラっぽい笑みを浮かべた。 「はぁ? こんな時期にどこでするのよ? もう秋よ?しかもこの辺りで花火が出来る場所なんてないわよ。」 「それは大丈夫だよ! じゃあ奈々さん出発するよ♡」