なんとか、 3時までに荷物を まとめて、 亜由美に、 お義母さん…ううん、 弘人のお母さんに、 今までお世話になりましたって 伝えてと伝言を頼み、 もう一生入ることが ないであろう 赤城家の門を 涙をたえながら、 くぐった―――――