「ふぁーあぁ…」
あくびをしつつ、伸びをする。只今6:00。健康優良児!!!やっぱり早寝早起き朝ごはんだからな!うん!!
とりあえず、8:00集合だから、7:30には出れるように準備しよう!!
まぁ近いから、そこまでかからないですけどね。

冷蔵庫を開けると、日持ちする系の料理がいくつか入ってた。

『お泊まりするらしいから少なめにしとくわね!私達はもっとおいしいものを現地で食べてくるわ☆』
とりあえず作ってくれたことに感謝はするけど、手紙を思いっきり破いた。
さて、ご飯でも食べようじゃないか!
悔しいけどすっごい美味しかった。

「あ。」
のんびりしてたら、いつの間にか7:20じゃないですか。今しゃっと準備して出たら、7:35には着くな!全然のーぷろぶれむ!否定多すぎ?そんなこと気にしてたらハゲるぜお前!

「よし出発だ。」
歯をみがいて、7:26ぐらいに家から踏み出た。

「はよ。」
「おはよー。」
「ファッ!!?おっおはようございます!」
青葉くん家集合だから、待っているだけでいいはずの青葉くんと、家がそこまで近くない永尾くんが、なぜか家の前で待っていた。超びびった。変な声出た。

「何?迷惑だった?」
「いっいやいやいや!!むしろ嬉しいけど何でこんな早くから!?」
私が聞くと、二人は不思議そうにして、そしてふわっと笑った。

「女の子呼んどいて、そんで自分だけぐだぐだ待つとかね。」
「ん。男のすることじゃねーよ。」
ギャアアアアアアッ!!!!ヤバイ、今不覚にもキュン……ってなった!!くっそ!
何こいつらイケメンのくせに紳士か!金持ちんとこの息子だから育ちがいいのかようっわ、何こいつら性格までイケメンかよ!!
そしてさも当然のように言ってやがるな……これじゃあ世の中のブサイクがイケメンに勝てないわけだよ……。
だから世の中、結局イケメンが勝つのか…。

「ちなみに、あいつらは遠方から来る4人を迎えにいってる。」
「遠方から来る人も迎えるのが普通だよな。」
「ん。」
歩きながら、普通にそう言ってのける二人。どういう育ち方をしたんだろう…。やっぱり親がいいんだろうな、と自分の熱愛全開の二人を思い浮かべ、凹んだ。