「本題!!本題!!」
鈴鹿くんもそう言って手を叩いた。

「あのね、俺ら8人であるグループ作ってんのよ!!」
…8人??グループ??4人じゃなくて??私は首をかしげた。

「えっとね。言っちゃえば仲良しグループなんだけど、高校が違うから4、4に分かれてんの!!」
そう言って吹雪くんは8人で写っている写真を出した。
……うわ!美形!!長身の子と、ちょっと元気っぽい子と、穏やかな子と、小柄で華奢な子と。構成が一緒だ。

「この辺、小中学校は少ないんだけど高校は多いからねー。中学校で別れたんだけど、未だに仲良し!!」
そう言って鈴鹿くんは嬉しそうに笑った。

「俺も、中学校のときにこいつらと再会してから仲良いんだよね。」
青葉くんも軽く笑った。
仲良しなんだなぁ…超モテるよきっと。

「それで、俺達のグループと向こうのグループがあるんだけど…」
まぁ何となく言いたいことは分かった。

「あっちの4人組は、俺達ほどオープンに人助けとかしないからねー。よっぽどの事がないと、動かないから。」
永尾くんが写真を見ながら言った。
なんだか顔に、あっちが良かったと書いてあるような気がした。

「んでね!!俺達…樹琴に俺達のグループに入って欲しいなって思ってるんだ!!」
………え?……いや、何となく予想はしてたよ!……やりたい!!やりたいけど!!
……何その半端なく妬まれそうな。