「ファアアアァ」


私は思わず大きなあくびが出て手で口を覆った。


「眠たい?」


それを見られてたことで恥ずかしくなって顔が赤くなっていく。


「う、うん」


「うーんどこで寝てもらおう」


颯斗くんが悩む。


「あ、私どこでもいいよ!床でもどこでも!」


「そんなのだめだって!!風邪ひいちゃうよ!?僕のベッド使っていいよ!僕ソファで寝るから!!」


瑞希くんが自分の部屋に案内しようとしている。


「で、でも!!」

「いいって!!遠慮しないで??」

そう言ってベッドに倒された。

「あ、ありがと・・・」

「うん、おやすみ」


そう言って瑞希くんはドアを閉めて出て行った。




それからしばらくして私は寝てしまった。



今日は悪い夢は見なかった。














―――――――――――――――――――――――――






起きてスマホの時計を見た。


「10時・・・?」


やばいっ!!!真司さんが起きてる!!!



私はそう思ってすぐに飛び起きてリビングに向かった。




リビングのドアを開けると3人がいた。


あっ、そっか。昨日はここにお世話になったんだった。


「おはよう。どうしたの?そんなに急いで起きてきて」



瑠衣くんが言ってきた。

「お、おはよう・・・・」



それにつられて瑞希くんも颯斗くんも「おはよう」と言ってきたからちゃんと返した。