彼女は、学校には来るが日に日に保健室にいく回数が多くなりついには、学校では姿をあまり見かけなくなった。

僕は、彼女の病気のことをしっていたため支えになれるようできるだけあいにいった。

彼女は、日に日に痩せ細り体力も衰えていく。

何もできない自分が一番許せなかった。

彼女は、そんな僕に優しく微笑み

「一緒にいるだけでいい。幸せだよ」

と手を握ってくれた。

彼女は、あまりしゃべる人ではなかった。

口数はすくないが、それでも不思議なくらい僕には気持ちが伝わった。

そんな彼女が弱っていくのは見ていて辛くお見舞いにいかない日だってあった。