『陽斗くんは僕が守るよ。絶対』


その目、その言葉はすごく真っ直ぐで、気づけば俺は涙を流していた




1週間経ち、俺はやっと学校に戻ることができた


野球部員には熱中症で倒れたことにした。

それは相当無理がある嘘だけど中学生の男子は単純だ。


すぐに理解してくれて、生徒に病気がバレることはなかった


当時付き合っていた優希にも病気は知らされなかった


俺が病気だと知ったら、優希はきっと傷つく

もしかしたら優希に負担をかけてしまうかもしれない


優希に辛い思いをさせるのは嫌だ