無理に予定を潰しちゃいけない


そう思ったのに、ハルはまた笑って「大丈夫」と答えた


さっきと同じ顔で。


「うん、じゃあ10時に待ってるね」

「了解、プレゼント期待しとけよ」


そう言ったハルは、また笑顔であたしを見つめていた、


さっきとは別の笑顔。


それでもあたしは気にならなかった


笑っていたから

大丈夫と言ったから
毎年時間ぴったりに来る

だから、大丈夫




そう思っていた