まあいいか…着いたらで


『次は、水原病院前、水原病院前です』


水原病院とか、懐かしー…


骨折したときお世話になったなー


「よし、降りるぞ」


え…降りるって…

「ここ?!なんで?」

「まーちょっと…」


どうして病院?

「誰かにお見舞い?」

「まあ…」


さっきから曖昧な返事しかしないハル。

なにがなんだかわからないけど、とりあえずついていこう…


ハルが受付の人と話していたけれど、何を話しているのかよく分からない


「よし、いこう優希」

ていうか、せっかく地元に戻ったのになんでここにいるの?


早く帰りたいよ…


あたしはただ頷くだけだった。