「優希、バスきたぞ」


「え?ここだよ?」


あたし達の実家があるバス停は確かにここであってる

違うところ行くの?


「ま、いいから」


そう腕を引っ張られ、さっきとは違うバスに乗った



「ちょうどいいタイミングできたな。こんな田舎なのに。ちょっとは発展したのかな」


無邪気に笑うハルだけど、あたしの頭の中ははてなで埋め尽くされている



「どこいくの?」


「まあすぐ着くって」


ハルはまったく答える気なし