「こんなに好きなのに…」


大好きなのに


ずっとずっとハルのことを想ってた


それは今でも変わらないよ


「優希…今なんて…」


「え?……あ…」


あたし…どさくさに紛れて好きって…


こんなに簡単に言えたじゃん


心地よい風があたしの髪の毛をなびく


「ずっと好きだった…はなればなれになってもずーっと…」


返事なんて、今更いらない



なぜか、もう十分だった