そのあとハルは、20分もしないで来てくれた
あたしが分からないところは全て教えてくれた
「あと分からないとこは?」
「もうない!ほんとありがとう」
感謝してもしきれないくらい感謝してる
「どういたしまして」と笑うハルは昔のハルそのものだった
このままずっと二人でいられたらいいのに…
やっぱり他の人を好きになるなんて無理
「てか優希、外国語勉強してるんだ」
「うん、ハルは?」
「俺は医学部」
え、えええ?!
医学部?!
確かにハルは昔から理系で生物とかはずば抜けて成績が良かった
「す…すごいね…得意活かせるなんて」
興味あるからという理由で外国語を学んでるあたしが恥ずかしいよ
