「無理」

「え」

「いかない」

「なんで」


沙月なら喜んで行くと思ったのに!!

まさか、悠太くんにプロポーズされた?!

「だって、それ優希をデートに誘ったんだよ?
あたし邪魔じゃんか!」


え?え?え?!?!


デート?!?!


「あたしが入って気まずくなるのも嫌だしね」


いや、むしろ沙月がいないと気まずくなって嫌だよ


「優希、秀太先輩と付き合えば?」

つ、つきあうって…

「そんな軽いノリでいうな!」


あたしの声がキャンパス内のカフェテラスに響く

うわ…はずかしい…見られてる


「ま、まあまあ…でも秀太先輩だよ?かっこよくて頭もいいし」