あたしが嫌いになったわけじゃなかったんだ


思わず肩の力が抜ける


ずっと、もう嫌われたのかと思ってた


「ううん、ありがとう、話してくれて」


「おまたせしました」


やがてオムライスが運ばれてきた


あれ…?てかなんでハル、ウーロン茶だけ?


「それだけでいいの?」

「さっき食べたから」


この笑い方、懐かしい…


たまにするこの笑顔はどこか引っかかっていた


…ていうか、なんでご飯にしたの?


ハルが食べてきたって知ってたらあたしだっていわないわ