*萌愛side*


「萌愛ー?」



すると、いきなりそうちゃんが私の事を呼んだ。

「んー?何ー?」



「そろそろクラス表見に行かない?もう皆見に行ってるよ?」



「えぇー!あ!ホントだね!いこっ!」



私は、そうちゃんの手を掴んで走ろうとした。しかし、そうちゃんは止まったまま。



「どうしたの?早く行こうよー?」



「はぁ…もう小学生じゃないんだから、手を繋いで朝から登校してたら目つけられちゃうよ?」



そうちゃんは少しあきれた顔で言った。



「そうちゃんは、目…つけられちゃうのやなの…?」