すると、前の席の純玲が振り返った。

「イイなぁっ!優奈ってば、翼と一緒じゃん!あたしも、図書委員にすれば良かったなぁ〜。」


「えっ?もしかして、純玲って日向君の事好きなの?」


あたしが、そう言うと純玲は頬を紅くしてコクンっと頷いた。


その時、胸の中でモヤモヤしたような感じがしたが気のせいだと割りきった。


「そっか…。応援するね」


あたしが、笑うとニコッと笑い返してくれた。