狼くんに振り回されすぎて


「野田くん!」


「え、中村?」


私は大神くんの元を1度離れ
何とか祭り会場から野田くんを探し出して
また顔を合わせることができた


「つーか中村
あいつといたんじゃねーの」


「…うん、いたよ
でも野田くんに話したい事があって」


「ふーん…」


「あのね、野田くん」


「あーちょいストップ
なんか嫌な予感しかしないんだけど
そう思うのは俺だけ?」


「えーと…野田くんからしたら
いい話ではないかもしれない」