「あー居た!駄目でしょ!病室でおとなしくしてないと。」
星を眺めていると看護師さんの声が聞こえてきた。
「すいません。楓が見たいって言ってて」
「そうだったの。でも大貴君は体が弱いんだから安静にしてないと」
「今度からは気をつけます…」
俺の病気は正直、悪い方へと悪化している。
だから外にはあんまり出るなと言われていた。
「戻るのよ?」
「はい…」
看護師さんは戻っていった。
「大ちゃん…」
「ん?どうした?」
明らかに心配している。
迷惑かけないよう俺はわざと明るく聞いた。
「病気悪いの…?」
「全然大丈夫だよ~。医者が大げさすぎんだよ(笑)」
「本当に…?」
「本当だって(笑)だから悲しい顔すんな?」
「うん…」
そう言っても心配している様子。
「そろそろ病室に戻るか!」
「そうだねっ…」
俺のせいで複雑な空気になってしまった。
ごめん…。
今は本当のこと言えないけどいつか必ず言うから。
その時まで待ってて…?



