君と過ごせて幸せだったよ


「今日からこの人と入院するのよ」

看護師さんが連れてきたのは
静かそうな女の子だった。

女の子は俺と目を合わせると
恥ずかしそうにすぐ反らした。

仲良く出来るかな?

「この子は北島楓花ちゃん。
 大貴君と一緒の高校1年生よ」

「ど…どうも…!」

戸惑いながらも深く例をしてくれた。

そうだ!

俺も自己紹介しないと。

「俺は村上大貴。これからよろしくな!」

「よ、よろしくお願いします…!」

「じゃあ、私は仕事に戻るから。
 あとは大貴君よろしくね?」

「分かりました」

看護師さんが戻ると一気に沈黙。

俺はその空気に耐えれなくなり
話しかけてみた。

「楓花ちゃんってここの病院分かる?」

「初めて来たのであんまり…」

「んじゃ。案内してあげるー!」

「えっ!でも悪いので…」

「俺が案内したいの!
 ついて来て。」

俺は返事も聞かず楓花ちゃんの
手を掴み病室から出て行った。