絶望の部屋2

遅刻ギリギリ。
飛ばしてきたかいがあったよ。
 
 
私と真理ちゃんは同じクラスで1年2組。
 
 
私達は予鈴の音を聞き自転車を急いで止めて教室に走った。
 
 
 
1年2組は学校の中でも端のほうのクラスでなかなか距離がある。
本令のチャイムがなると同時にギリギリ教室に着くことができた。
 
 
ふぅぅぅ。ギリギリセーフ。
危なかった。初日から遅刻になるとこだったよ。
 
 
 
間に合ったのはいいが私を見てみんなヒソヒソと話している。
何だかいい気分はしないな…。
 
 
私は自分の席に座って寝た。
 
 
「おーい。新庄さん…だったかな?」
 
 
「え??何?なんか私についてるの?」
 
 
 
「いや、そうじゃないけどまた寝るのかなって思ってさ。」
 
 
「またとは何よまたとは。
 
なんかいつも寝てるみたいな言い方しないでよ。」
 
 
「えっ…いつも寝てるじゃん。
 
 
入学式の最中も立ちながら寝てたよね。」
 
 
 
「うっ。見てたの…?
 
 
あれはノーカンよノーカン。あの時は仕方なかったの。」
 
 
 
「ふーん。でもやっぱり新庄さん面白いね。
 
 
俺は澤田拓哉。隣の席同士ってことで仲良くしてよ。」
 
 
 
そう言って爽やかに笑ってきたのは少しパパと顔が似ていて嫌いじゃない雰囲気の優しそうな男の子だった。
 
 
 
「まぁそうゆうことなら別に…
 
 
私は新庄愛美。よろしくね。」
 
 
私が微笑みかけると少し照れ臭そうな顔をして顔を背けた。
 
 
 
変わった子だな…。
 
 
 
私みたいな変わったやつには変わった子が寄り付くのかな…。
 
 
 
「こらー。新庄、澤田。ちゃんと話を聞きなさい。
 
 
特に新庄さんあなた前も寝てて何も聞いてないんだから。」
 
 
 
クラスのみんながそれを聞いて笑う。
 
 
これか…。
入学式から豪快に居眠りなんかしてしまったから朝から笑われていたのか…。
 
 
「聞いてるの新庄さん。寝てるんじゃないんだから返事しなさい。」
 
 
 
ちょっとめんどくさい先生だな…。
先生は三十代中頃と思われる女の先生で少し私に口うるさい。
苦手な人だ。
 
 
「はいはーい。聞こえてますよ。」
 
 
私は適当に返事をしてまた眠りについた。