絶望の部屋2

「ここだよな集会室って…。」
 
 
「うん…たぶん。」
 
 
集会室と思われる場所に着いたのはいいがどう考えても異常な光景が目の前に現れた。
 
 
 
ちょっと前まで歩いていた部屋が沢山ある場所から少し曲がった場所にあったその部屋の壁には血が染み付いていて黒く不気味な扉で閉ざされていた。
 
 
 
1人でこなくてよかった…
 
 
「ここ入るの…?」
 
 
「えっ…!どうする…?
 
 
でも明日香には見てくるって言ったし…ちょっとだけ。」
 
 
「じゃあ開けるぞ…」
 
 
澤田は黒い扉に手をかけゆっくりと開いた。
 
 
ギィィィッと鈍い音と壁に染み付いた血が気になって私はキョロキョロしていた。
 
 
 
扉が開いた部屋の中を2人でビクビクしながら覗いて見たが真っ暗で何も見えなかった。
 
 
 
 
「なにこの部屋…。なにも見えないじゃない…。」
 
 
「そうだな…まだ使えないようにしてるんじゃないかな?」
 
 
「そうだよね。そうだよそうだよ。何もないし帰ろっか。」
 
 
足は震えてなかなか動き出すこともできない。
澤田も必死に笑顔を作っているみたいだけど引きつった表情は怖がっているのがバレバレだ。
 
 
 
「新庄…あれなんだろ…?」
 
 
あれって…どれ?
 
 
澤田が指をさしてる方を見て見たが何も見えない。
 
 
「真っ暗で何も見えないよ…。」
 
 
「あれだよあれ!あそこだって。」
 
 
え?どれ…
私は目を凝らして探した。
 
 
…。
 
 
「わっ!!」
 
 
「きゃ!何よ…びっくりした…。
 
 
え?なにそれするためにそんな嘘ついてたの?」
 
 
「ははは。きゃって…柄にもない声だしてたな。」
 
 
「当たり前でしょ。
 
 
普通びっくりするわよそんなことされたら。」
 
 
「そんな怒るなよ。軽い冗談だよ冗談!」
 
 
 
「バカ。」
 
 
私は澤田から顔を背けた。
 
 
そして私は集会室と呼ばれる部屋の中に足を踏み入れた。