「あら〜。2人とも遅かったわね。もうそろそろ鍋できちゃうわよ!あとそうそう!今日は颯!ケーキもあるわよ!」
「ケーキ!?やった!」
でもさすがに12月のクリスマスとクリスマスイブじゃねぇんだから1週間に2日もケーキ食べれねぇよ。
って母さんの言ったら
「あ、じゃあ柚來ちゃんふたりで食べようね!」
なんて言うんだよ。
母さんって本当…
「神崎に似て「イジワル」」
は?
今こいつ(宇佐美 柚來)と声が重なった。
しかも神崎に似てイジワルって!
「お前俺のことイジワルって思ってんの!?」
そうこいつに聞いたら瞬間、母さんが
「ちょっとふたり揃ってイジワルってふたり息ピッタリねぇ〜!熱いわ〜!って鍋あつっ」
そう言ってなにやら落ち着きがない様子。
まじでなにやってんの?
「母さんなにやってんだよ〜」
俺は冷凍庫から保冷剤を出して母さんに渡した。
「ありがと」
母さんはそう言って笑ってる。
俺は火を止め鍋を開けた。
「わ。美味そう!」
「でしょ〜」
そんな他愛もない会話をしながら俺達は飯の準備をして鍋パをした。