優しく颯があたしのTシャツに手をいれて肌に颯の手が触れる。


「…ひゃ」


わっ!!なんだ、この声!


「…声だせよ。別に無理しなくていいから」


…なんか颯がエロい~!!


そして颯はあたしの色気のないブラを外してあたしが顕となった…。


恥ずかしい…。


こんなに羞恥心があるのは初めてだ。


耳にキスして耳から首筋、鎖骨…と颯は優しくあたしに触れた。



いつもの甘いチョコレートの香りじゃなくてシャンプーの石鹸の香りな颯に、あたしはチョコレートの様に甘く溶かされたのだろう…。



「んんっ…」


隣人の松本くんに聞こえてたらマジでどうしよう。



なんて考える暇もなくあたしは心臓が破裂しそうなぐらいドキドキしてて…


あたしの口内にはいってる颯の舌が甘くあたしの舌と絡み合って…


こんな深いの…慣れてないよ。


だけど颯は慣れてる感じであたしと颯はやってしまった────…






寝れない寝れない寝れない寝れない寝れない寝れない寝れない寝れない!



なんでこんな時に颯は寝れるの?



颯に後ろからぎゅーって抱きしめられてる状態のあたし。



寝れない~!



…刻々と過ぎる静寂の時間とチクタクと鳴る時計の音。











…むにゅ。



ぐはっ!


なんだ、いまの?


脂肪を掴まれた気が…




あんなに寝れないって言ってたのに気付いたら寝てて朝になっていた。



「今昼だけど?お前何時まで寝てんの?」



って昼~!!


颯はベッドの上にあぐらになって凄くスタイリッシュな服装で…


あたしのお腹を

「うぎゃ~!」



掴むな!


あたしは起き上がりベッドの横の壁にくっつく。


「お前オムライス食い過ぎじゃね?ピーマン食えよ」



「やだ!」


「…」


そしたら颯はそっぽを向いて耳が赤い。



「ん?」



どうしたんだろう…。