…な!


さっきまでドキドキしてた胸が一瞬、凍った気がした。



そして体に寒気が…



「写真なんか撮ってねぇよ?スマホのロック画面でカシャッってなるじゃん?それだよ」


…………………………………へ?



そしてあたしの下にいる颯はロック画面でロック解除させるときに鳴るカシャッって音を確認させ画像フォルダに寝顔がないことを確認さした。


…………騙された────っ!!





「この詐欺師!もうあんたとなんか寝てやんないっ」



あたしは颯から離れてリビングのソファーで寝てやろうとする。



「…寝たかったんだ?」



だけど後ろから抱きしめられた。



「……はぁ!?な、わけないじゃん」


「まぁ別になんでもいいけどさ。お前…わかってるよね?」


へ?


なにが!?


あたしは気になり後ろを向くと目の前に颯が。



あたしが立ち止まった所は偶然にもドアの前で……。