直谷はさっき何かを言おうとしてたけどその続きを言おうともせずに俺にそう言う。
「いやいいよ」
お前人見知りだし接客苦手そうだから。
まぁ明日直谷も俺も接客するぽいけどさ。
「そっか。チョコレートドリンク頼んだお客さんは確か7番のテーブルの人だよ」
「さんきゅ」
なんで直谷がチョコレートドリンク頼んだ客知ってるのかは
多分「7番さんでチョコレートドリンク承りました!なので頼みます」っていう感じのこと接客する側の人が俺たち調理側に言ったからだと思うけど。
今日スマホで暇だからみた占いに
ラッキーアイテムはチョコレート。
ラッキーナンバーは7番。
って書いてたんだよな。
俺はチョコレートドリンク持って7番のテーブルに行く。
なんかいい事起きそうな予感…。
「ねぇ白雪姫ちゃん聞いてる?」
…あ。
占い的中。
俺は好きなあいつとこの7番テーブルで会った―…
なんで1人の男性客のテーブルにオムライス2つ持ったこいつがいんの?
この男性客柚來じゃないんだろうし、オムライス一気に2つも食ったりしねぇだろ。
それにこの客チョコレートドリンクも頼んだしさすがにオムライス2つとチョコレートドリンクって食えねぇだろ。
