離してなんかやるかよ。



「あ、颯。どうした〜!?そんなに慌てて」




廊下を走って柚來たちのとこ向かってたら松本に会った…。




「直谷が失神した…。多分俺と柚來が同居してんの知ってびっくりしたんだと思う…」




それであいつが困ってるから俺はあいつのとこ行く。




「…はぁ?まじで!?じゃあ急いで保健室連れて行かねぇと!」




「あぁ…わかってんだよ。で、直谷は柚來達と外いるから…「それならお前来いよ」



そう言って松本は俺達のクラスじゃない教室に入っていった…。



それで窓から飛び降りた…。




「は?」




なにやってんの?



俺は勢い余りその教室に入って窓の外を眺める。


そして視界に写った光景は…




松本が「お前早く来いよ!」って叫んで走ってる姿。



「え、あぁ…」



俺は若干怖かったけど窓から飛び降りて外に出た…。





松本に追いついた俺に


「つーかさ…」



松本は言う。




「お前と柚來ちゃんガチで同居してんの?」



まぁね。



で、聞きたくないと思うけど俺の隣人お前だから。





そう言うと松本は立ち止まりえーって絶叫していた。




驚き過ぎだろ…。



近所迷惑にならなきゃいいんだけど。



そう失礼ながら思い俺は柚來の所に行ったー…。