理想の結婚

帰る間際になって



「あっ!そう言えば、クラス会のお知らせ渡すの忘れてた!!
幹事は、三神仁(みかみじん)だって。
このメアドが三神のだから
ここに参加、不参加か必ず連絡すること。だって」



と言って、お知らせのハガキをくれた。



「たまにはパーッと盛り上がらない?
璃子もたまには息抜きしなくちゃね!」



「日にちいつかな??」



2人でお知らせのハガキを覗き込むと



10月27日(土)か〜



あれ?10月27日って??
カレンダーを見ると……



「そうだね!行こうかな‼︎
その日は、涼介くんも大学の時のサークル飲みだから、私は美希とクラス会。
行こう行こう〜‼︎」



「よっしゃ!その日はじゃんじゃんいっちゃおう‼︎‼︎
じゃ、私はそろそろ帰るね!
斗真ももうそろそろ仕事あがりだから」



斗真さんは美希の職場の上司にあたる人で、美希の彼。
いつも暇な私を気にかけて、たまに3人で食事する事もあるので顔見知り。
美希もかなりの美人だけど、斗真さんもそれに劣らないくらいのイケメンで美男美女なの。



2人はとても仲が良くてラブラブだから2人は私の憧れのカップルなんだ‼︎



「うん。今日はありがとう〜
斗真さんに宜しくね‼︎」



「うん、言っとく。
じゃっ‼︎璃子とはまた来週ラブラブしようねぇ〜」



と言って、帰っていった。




静かになった部屋で、もう一度クラス会のハガキを手に取って見た。



うん。たまには皆と楽しい時間を過ごそう‼︎‼︎



三神くんのアドレスに



参加でお願いします。
鈴木(中田)璃子。



ピッ
送信……



すぐに返信が来て



了解しました。
当日楽しみにしてるよ‼︎
三神仁。



ふふふ



あー
はやく皆に会いたいなぁ……