「……うんっ。そうだよ、これで合ってる!」



 私が言うと嬉しそうにホッとした顔になって喜んだ。



「よかったぁ……。ありがとう、華音」



「どういたしまして! ほら、残りも早くやらないとテストまでに間に合わないよ!」



「うぅ″……。テスト嫌すぎなんだけど」



 と、明らかに表情を歪める莉奈に思わず笑ってしまう。




 咲良ママに呼ばれてドレスを選びに行った日からもう1週間がたった。



 クリスマスパーティーがあと2週間後に控えている。



 それプラス、私たちには進学のために大切なテストが近づいて来ている。



 そして今、私と莉奈はそのテストに向けてテスト勉強をしている。