俺、黒崎颯真。高校3年生。



 一応俺は、世界でもけっこう有名な黒崎財閥の御曹司で一人息子。



 つまり黒崎財閥の時期社長ってこと。



 そんな俺は表の顔、……みんなが求めるような優しくてパーフェクトな王子様を演じている。



 表の顔だと先生からも生徒、そして周りの方からの受けもいいし、面倒なことがあってもいい感じに見逃してくれるし。




 そう少しひねくれてた俺の前に、ある1人のやつが現れたんだ。




 ……それが、俺の婚約者である華音だ。