「黒崎颯真」 「はいっ」 次は颯真が名前を呼ばれて立つ。 颯真が呼ばれるとかすかに周りからの視線が強くなる。 それはもちろん、学園の王子様である颯真を見られるのは最後だから。 颯真は私同様、T大の経済学部に進む。 卒業したら少しずつ会社を任されるらしいけど、今から仕事とか手伝ってるしすぐに社長になるんじゃないかな? そう思えるほど颯真は会社で亮真パパの右腕と呼ばれるほどになっているらしい。 さすが颯真って感じ。 そしてまた次々に名前を呼ばれていき、とうとう私の番になった。