「おいっ、颯真!!」



 昼休みが終わる頃、教室に戻った瞬間に藍斗がこっちに来た。



 かなり険しい表情をしている。



 多分、言いたいことはあれだろう。



「ちょっと来い」



「分かった」



 俺たちはいつも通り屋上に向かった。



 俺も話したいと思っていたし、ちょうどよかったかもな。