「よく頑張ったな……」



 俺の隣でスヤスヤと眠る華音を撫でながら呟く。




 クリスマスイブの今日、俺たちは初めて一つになった。



 ずっと華音を怖がらせないためにキス止まりだったんだけど、ホテルの部屋に入ってすぐに外を見ている華音があまりにもキレイで。



 ただでさえ今日の華音はいつも以上に可愛かったから、今まで我慢していたものが溢れたんだ。



 怖がらせるのが嫌で、嫌われるのが嫌だから華音のペースに合わせるつもりだった。



 でももう我慢の限界。