続*私とあいつの関係

「ならよかった。一応、最上階なんだぞ?」



「最上階!? よく取れたね……」



 普通、ホテルの最上階付近の部屋は取るのにはすごく苦労するはず。



「ちょっと前に予約しておいたんだよ。混む前にな」



「そうなんだ……。……ありがとね、颯真」



 私のためにこんなことしてくれてありがとう……。



「どういたしましてっ。ほら、行くぞ」



 照れたようにちょっぴり顔を赤くした颯真に引かれながら私たちは部屋に向かった。