「おぉー、颯真くん! 久しぶりだね」



「はい、城島様。ご無沙汰しております」



「ほー、もうこんな立派になって。亮真くんも安心じゃのう」



「いやぁー、まだまだですよ」



 おい、何がまだまだだよ!



 俺は父さんたちに聞こえないような声でそっとため息をついた。




 今日はついにやってきたクリスマスパーティー。



 今年は何としても華音と2人で過ごすつもりだったのに、まさかの久しぶりにパーティーに参加させられている。



 時期社長だから仕方ないけど、本当いつも顔を作ったり愛想笑いしたり大変なんだよ。